「学級文庫」を「学級うんこ」と言わないための裏ワザ

小学校の時、よくこんなことをしませんでしたか?


「口開けたまま『学級文庫』って言ってみてwww」
「いいよー。がっくーうんこ
「やーい今うんこって言った、汚ねーw」


ぶんこの「ぶ」で使われる子音/b/は両唇音と呼ばれ、唇を重ねないと出せない音です。
口を開けたままという条件がつくと子音の/b/が産生できないので、「ぶんこ」でなく「うんこ」になってしまいます。


今の小学生がやっているかは知りませんが、もしやっているしたら怖くありませんか?
ご自慢のお子さんが悪友に「うんこ」と言わせられ、そこからイジメに発展する可能性もあるわけです。
今すぐ続きを読むを押してください。「うんこ」でなく「ぶんこ」と正しく発音する方法を教えます。


先ほど書いたように、/b/は両唇音であるので正しい音を産生することは出来ません。
しかし別の発音の仕方を身につけることで、/b/に近い音を出すことが出来ます。
唇を合わせられないのなら、唇以外のものを合わせるという発想で行きましょう。


1.まずは口を開ける。なるべく大きめに
2.舌を細めずに前へと押し出す
3.上の唇全体に舌をくっつけ、密閉する(上の唇と舌で擬似の両唇を作り出す)
4.上の唇と舌の間から勢いよく空気を押し出す。(空気を飛ばすイメージで)
5.音を出す(「ぶ」を言う気持ちで音を出せばよいでしょう)


説明下手で申し訳ありません。出来ない人は、口を閉じて普通に「ぶ」と言ってみてください。
実際の唇と空気の動きを意識してみて、それと同じように上記の方法をやってみればと近い音を出せると思います。
これをお子さんに習得させておけば、「うんこ」と言って恥をかくことはなくなります。
実際にディスプレイの前でやっちゃった人は反省してくださいね!


このように、正しい方法でなく別の方法で音を出すという手段が実際の言語リハビリでも稀に行われます。