「負け組おんらいん」 @お子様

最近話題の中国野菜




Newsweekというまぁそこそこ胡散臭い雑誌が図書館においてあって、気がつくと読んでいることが多い。
少なくとも日本の週刊誌がとりあげるニュースよりは見ていて面白いからだ。


で、今週号の注目トピックスは「中国野菜」
まぁ実を言うと中国野菜だけには限らないんですが、
輸入物の野菜から基準値オーバーしている農薬や殺虫剤が検出されている、というニュースが最近多い。
その中でもダンボール肉まんのせいか一番胡散臭い中国がマスコミの標的になり、叩かれまくり。
2chと大学の知り合いの人の話を聞くと「やっぱり中国産は避けている」って人が多い。


はてさて基準値を超えた野菜、が本当に危険なのか、と取り上げたのがNewsweek


前知識として知っておくべきなのは、農薬の基準値の算定方法。
農薬とか殺虫剤は、やはり化学の塊であるため体に影響を及ぼすのですが…やはり大量の摂取が前提。


1・影響を受ける量というものを各薬品ごとに調べる
2・動物実験の生き物と人間は違うからとりあえず10分の1しようぜ
3・人間個体差大きいしさらに10分の1しとこうぜ
4・他の食べ物でも摂取するし、一生食べるしそこ辺り考慮して基準値決めようぜ


と、アバウトなくせに最低でも健康に被害が及ぶ100分の1を基準値としている。
だから基準値オーバーも大して怖くないっすよ、と言ったのがNewsweek


でも100分の1でも蓄積したらやっぱ怖い。
ってことで最近話題になってた農薬や殺虫剤について、一応生体内での分解を自分で調べてみたけど何ともいえない結果。(農薬関係に詳しい人誰かいねーかなぁ)
いくつかはちゃんと分解されるみたいだけど、多くは「不明」。蓄積を前提として基準値は計算されてると思うけど…。


とりあえず、安全ですよー、とだけ言って記事を完結させるほどこの雑誌は頭悪くない。
さらに展開し、マスコミが取り上げている「基準値オーバーの農薬」というのは実際相当論ずるところが違う、と指摘。
農薬なんかよりもやばいのが重金属。これらはもちろん野菜などを汚染するけど、一番怖いのは海洋生物。
昔日本でもあったように、中国産の魚は少し重金属が怖い…。もちろん野菜も毒されてる可能性も十二分にありえるけど。


中国産は危ない、という結論に変わりはないけど、マスコミのせいで何故危険か勘違いされてる。
どっちにしろ買わないから問題ないのかもしれないが。