今日の出来事@魔王

今日は久しぶりに駅前まで買い物に出かけました。
漫画を買うための外出でしたが、せっかく駅のほうまで来たのでソフマップに寄っていこうと思ったんです。
ソフマップはビルの7階にあるので、エスカレーターや階段を使って上り下りするのは苦労します。
時間がかかると言ったほうがいいでしょうか。
なので今日もエレベーターを使って移動をすることにしました。


店内の商品を一通り見て回り帰ろうとすると、ちょうどエレベーターがやってきました。
しかし私とエレベータの間には結構な距離があり、さらにエレベーターの中に一人走って入っていったので
急いでいる人を待たせるのも悪いと思い、私は今回のエレベーターを見送ることにしました。
私がエレベーターの前に着いたのはエレベーターのドアが閉まった直後だったので、私はエレベーターの↓のボタンを押しました。
ボタンを押すタイミングが早すぎたのかもしれません。エレベーターのドアが開いてしまいました。
このまま入らないのは申し訳ないので、エレベーターの中の人に心の中で詫びながら私はエレベーターの中に入りました。
1階のボタンを押してドアの開閉ボタンを操作し、エレベーターが動き出した所で私は気づきました。




エレベーターの中には私一人しかいなかったのです。



前に入ったはずの人はどこにいってしまったのでしょうか。
もちろんエレベーターが他の階に移動してから、私のいた階に戻ってくるほどの時間はその時ありませんでした。
考えながら私はとても恐くなりました。
けれどエレベーターは動き始めています。もう止めることが出来ません。
今冷静になって思い返すと、4階や5階など途中の階のボタンを押せばその階で降りることが出来たでしょう。
しかしその時の私にそんな余裕はなかったのです。
永遠とも思える長い時間をエレベーターの中で過ごし、ようやくエレベーターが一階に着きました。
ドアの開く時間さえもどかしく感じながら、ドアが開き始めると同時に私は身をドアの隙間からひねり出し一目散に駆け出しました。



今回の出来事は私の見間違いだったのかもしれません。
いや、そうであったらどんなに素晴らしいことでしょう。