「負け組おんらいん」 @お子様

ただ過去を残すという行為はまぁ自慰に過ぎないのだが、自分にとって結構大事なことなのかもしれないと最近気付いた。
とりあえず、自転車に乗ってどこかに行ったことはここに残そう。




ガチャピン号が届いてから1週間。
最初の遠出(?)は本郷にある佛通寺。往復30km程度なので、初心者にはちょうどいい。
峠道もあるため、一番の課題となるであろう上りの練習も出来るかなーと、素人の浅知恵。
合格祈願+初詣も兼ねて、紅葉で有名な寺なのにこのクソ寒い中行ってきた。


寝坊して11時に出発。
もちろんお腹は空っぽ。寺の近くで食おうと計画して、早速出発。
車の迷惑にならないよう気をつけながらペダルを漕ぐ。


自分の押した力をすべて吸い込むように、自転車は前に進む。その感覚が今はとても楽しい。


上り坂。ギアを軽くしすぎて逆に辛くなる。
が、シフトアップするにも回転数が足りないのか上手くかみ合わず、結局動力(?)を殺され降りるハメに。
適切なギアを選択することがまず課題。慣れない間は坂道でのシフトアップはやめておこう。


集落を抜ける。同じ市なのに、こうも違うものか。どうやってこの人たちは生活をしているのだろう。
気になるが、今は目の前に集中する。
何故なら死の下り坂。ギアを一番重くしてひたすら漕ぐ。
対向車はいない。カーブの死角に気をつけながら、自分の出来る範囲で曲がる。


1時間とちょっとで到着。
人里離れた場所に堂々と構える。寺の本来のありかたな気がする。
おみくじをひいて、お守りを買って、合格祈願&交通安全祈願。



自動車も少なく、練習路としては最適。ルートが一つ決定した。


このルートの目標:
峠を越えきる
そのために:
適切なギアの選択
体力+筋力をつける
上手に漕ぐ:足を極力止めない・重心の位置(もっと足に体重をかける)・回転数の意識


15時、からっぽになったお腹でスーパーにかけこみたこ焼きを頬張る。冷めていて不味かった。至福である。