「負け組おんらいん」 @お子様

新卒の就活のはなし。ちらうら。




時間をさかのぼって8月頃。学科長とチューターからこんな話が飛んできました。
「某分野に関してトップクラスのM先生が、A病院で来年から働ける人材を探している」
「来年から働ける」というのは経験者のことを指していたのですが
(中途がしっかりと評価されているのは医療関係のいいところ)
学科長とその○○先生は昔から仲がよいので、「条件には合わないけれど、推薦することはできる」とのことでした。
ダメ元でとりあえず受けてみることにしました。


とんとん拍子に話は進み、実際に病院見学に行き、M先生とお話。
実際に働くことになってから先輩に当たるリハビリのF先生に付き添って1日見学をしたり話をしたり。


手ごたえはあまりよろしくない。
正直言うと、F先生と上手く折り合ってやっていける自信もない。
F先生自身も、私よりも別の見学者を取りたがっている雰囲気を醸し出していて、
「M先生経由のコネで、仕方なく私が入るってことになったら嫌だな」という思いもありました。


別の病院を受けようか、とも考えたのですが、
M先生に「うちの病院は財団に所属していて、求人は財団全体で行なう。財団の内定を貰えたら、うちの病院に配属になるようにしておくよ」
と言われてしまった以上、学科長の顔もあるし、受けないワケにはいかないです。
そのまんま話は進んで、ありがたいことに内定を頂きました。


先日辞令を受け、M先生とは関係のない別の病院(B病院)への配属が決定。
これで、一番の不安であった「F先生とやっていけるか」という問題は解消されました。
「コネを使ってしまったかも…」という後味の悪さも無くなりました。
入社する前から「戦力外通告」されてしまったことは少しショックでしたが、自分の人格や力量を考えるとかなり妥当な評価です。
郵便受けの前で思わず大笑い。複雑な感情が入り混じると、とりあえず笑っちゃいますよね。


夜になって、配属先の病院が変わったことを母に電話で告げると…
母「B病院って、結構大きな総合病院よね?」
私「A病院よりもずっと大きいところだね」
母「ふーん、B病院に決まったんだ。でもよかったじゃない」
私(よかった…かぁ。確かに、F先生に対する不安も無くなったし、大きな病院ならジェネラリストになるにはいい場所だよなぁ)


母「B病院だったら若い看護師さんいっぱいいるわよ


よかったってそっちかよ!