【ブログが日本をダメにする】ブログにおけるレイアウトの画一化

ブログは基本的にレイアウトが一定である。
サービス提供会社により多少の異なりはあるが基本的に日付、プロフィールや過去の日記へのリンクが左右に、日記本文が中央に配置されている。
cssによるデザイン変更の可能なものはあるにはあるが上の原則に反するブログは見たことがない。一種のブログの定義とすらなっている。

では一般サイトはどうだろう。
ホームページ製作ソフトにまかせっきりで稚拙に作られたものは除けばメニューの配置、レイアウトや配色はさまざま、フラッシュを使ったサイトもある。
そういったパッと見の違いだけではない。うまくページを読む順番を考慮したり内容ごとに配色を変えたり思考錯誤がつまったものである。だからこそWebデザイナーという仕事が存在し得るのである。

ブログが広まることはホームページ同士(というよりブログをホームページと言い張る輩も納得がいかない)のレイアウトの画一化を引き起こす。
ゆえにそこに本来あるべきはずの芸術性を軽視することによって、ホームページの1つ1つの価値が減少することになりかねない。

ブログがホームページをダメにする。
昨今のブログブームとただ簡単だからという理由だけでホームページを持とうだなんて甘い。
試行錯誤するからこそホームページに対する熱意が生まれるのだ。熱意のないホームページに価値などない。害しかない。