あーうー@コクェモモ

そろそろ受験競争も佳境。今日もデッキ構成にいそしむコケモモです。

この年齢までは人生を賭けた勝負からは大抵逃げることができるけれど、大学受験は初めての避けて通れない、かつ大体フェアな勝負。だから別にこの受験競争に労力を費やすのはやぶさかではないですが、2月らへんの本番一発勝負という形式はどうにかならないんでしょーかねぇ。以下ざっと考えつく問題点。


1:大学がいい人材をとれない可能性があります。受験生にとっては、自分の当日の調子、運で人生が左右される不安となります。
2:受験前の一時期だけ無駄につらい。一二年の授業が全く無駄だった気分になる(著しくペースの遅い受験勉強、みたいな意味合いに思えてくる)し、大学入ってからやる気なくなる人が多いのは今からでも想像がつきます。
3:受験産業の肥大化。校外模試で予備校に出かけた時、その異常な規模と雰囲気にものすごい違和感を感じました。周囲の人のかなりの割合は普段から塾に通っているから、彼らに話しても全く共感はもらえないでしょうが…。あと、高校側が塾に頼りっきりになっています。大学受験対策の演習問題も合格可能性の判定も全部塾が提供している状況は情けないですなあ。大学ー高校間の連携より塾ー高校間の連携の方が数倍緊密ですもの。
おまけ:推薦入試が早すぎです。もうこれで合格している人がたくさんいるが、入学まで何をすればいいのか迷っていることでしょう。高校は既に受かった人の面倒をあまり見てくれません。たまに見てくれる先生もいるけど、少ないです。
要は大学に入学したという事実さえ完成すれば高校(+塾)側の目的は達成なのでしょう。自分から勉強するものを探してくる習慣を作ってもらえなかった学生達の行く末はいかに。

そこで理想の受験形態はとか考えようとしたけどまた今度。