「負け組おんらいん」 @お子様

どーもこんばんわー。 最近鬱なお子様です。
俺は休養中なのです。ってか俺が書くときアクセス低ry


・今日の無駄知識・
血液型のRh型。Rhとはアカゲサル(Rhesue Monkee)からとったもの


さて今日も適当に。




〜神に作られた民族のお話〜
昔々、インドの王様が「神様によって最初に作られた民族はどこか?」というものを調べるために実験を行いました。
実験の内容はこうです。初めに、生まれたばかりの赤ん坊を、誰の言葉にも触れさせずに育てさせます。
その赤ん坊が最初に発した言語を使っている民族こそが神によって作られた最初の民族だ、と王様は結論付けたのです。


まず王様は、生まれたばかりの赤ん坊をどこかの母親から奪い取りそれを羊飼いに預けました。
王様は羊飼いにこう命じます。「赤ん坊を、昼間は羊と戯れさせ、夜も羊小屋で寝かせろ。そして、食事を与えるときも、何をするときも、決して言葉を話すな」と。
羊飼いは王様の命令を毎日のように守り続けました。健常児が言葉を話す時期にさしかかっても、子供は言葉を話そうとしません。


赤ん坊が生まれてから2年近く月日がたちました。朝、羊飼いが起きて、いつものように子供と羊を外に出そうと羊小屋を開けると、目の前に子供が立っていました。
子供は手を羊飼いに向けながら一言「・・・ベコス」と呟きます。


王様は即座に各地を回らせ、「ベコス」を使う種族を探しました。
すると、「フリギア語」という言葉を使う民族が、「パン」という意味で「ベコス」を使っていたのを見つけたのです。


インドの王様は、インドの民が神に作られた世界で最初の民族でないことを知ると、落胆し寝込んでしまいました。


〜さて〜
この話にはいくつも間違いがあります。
まず、昨今の調べで、フリギア語を使う民族の方が誕生は遅かったようです。結局最初の民族はどこかは行き当たっていません。


そして何よりも目立つのは言葉の問題。


皆様言葉とは「先天的」(遺伝、本能的)なものか「後天的」(学習、もしくは周囲の環境による)なものか、考えたことはあるでしょうか?
狼少女、虐待を受けた少年、様々な事例を提示はできますが、今回は割愛して「先天的でも後天的でもある」と言って置きましょう。
一度言語学習についての話は置いておくとして、インドの王様はどっちで考えていたでしょうか?もちろん、先天的ですね。(3文目を読んで違和感を感じた人は、きっと先天説にピンと来なかった人ではないでしょうか?)
神によって作られた最初の民族→その派生からどこの民族も出来ているはずだ→なら最初の民族の言葉が私達の体の中に根付いているのでは?と王様は考えたわけです。


さて、正解である「先天」であり「後天」でもあるとはどういう意味か。
先天とは、人間には言葉を学ぶ機能が生まれる前から息づいているということ、後天とはその通り、自分の周囲で話される言語です。


時には自分の使ってる言語に目をむけてみるのも、面白いものですよ。