【翻訳記事】スタンダードのひとかけら(1)@ちぇいさー

てか長いなぁ。これでまだ3分の1も行ってないっぽい。



スタンダードのひとかけら
フランク・カーステン
オンラインテク
2006/11/22水曜日
元記事:http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/fk15


時のらせんリリースイベントの短い祭りの後、先週最初の構築のプレミアイベントが再開された。
もちろん、今日僕はこれらの最初のMOのスタンダードトーナメントを扱うつもりだ。
MOのプレイヤーがどのように新しい時のらせんのカード達を悪用してるか気になるかい?
ここに10個のプレミアイベント(#850892 – #852721)を基本としたメタゲームの表がある。
デッキ名をクリックして、対応する僕のデッキ辞典フォーラムの記事に行ってくれ。
そこでそれぞれのアーキタイプデッキリストと簡単な説明を見ることが出来る。

(訳注:以下リンク先の文章の翻訳が続きます)



1イゼットロン(環境支配率:17%)


(訳注:デッキリストは省略、元記事参照。以下同じ)


デッキリスト2つ)
ゴールはウルザトロンを揃えること:
《ウルザの塔/Urza's Tower(9ED)》《ウルザの鉱山/Urza's Mine(9ED)》《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant(9ED)》。
すべてのトロンパーツを手に入れるのに近づくために、《強迫的な研究/Compulsive Research(RAV)》《差し戻し/Remand(RAV)》《連絡/Tidings(9ED)》《撤廃/Repeal(GPT)》そして《電解/Electrolyze(GPT)》などのドローカード。
一度トロンが場に揃えば、君は《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite(TSP)》や巨大な《悪魔火/Demonfire(DIS)》をプレイするなどいろいろなことに無色マナを使うことができる。
ボガーダンのヘルカイトはさらにこのデッキの掃除人である《燎原の火/Wildfire(9ED)》で生き残る。
理想を言えば、燎原の火のあとに相手が救いようのない状態になる一方で、こちらは各トロンパーツが1つずつと2つの印鑑が残っているのだ。


ウルザトロンのテーマには2つの可能なバリエーションがある。
あるデッキは《トリスケラバス/Triskelavus(TSP)》を《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》と一緒にプレイして露骨なコンボを狙うが、もう一方のデッキはさらなるドローのために《熟慮/Think Twice(TSP)》を、あるいは長引く試合にロックをかけるために《呪文の噴出/Spell Burst(TSP)》を含む。
どのように君が組もうとも、イゼットロンはオールラウンダーなナイスチョイスだ。
本当に相性の悪いマッチアップはないが、しかし一方でこのデッキは本当に相性のいいマッチアップもまた持ち合わせていない。



2ボロスデックウインズ(12%)


デッキリスト2つ)
20枚のクリーチャーと、20枚の土地、それと20枚の火力呪文を用意し、これらをみんなコトコト煮こみ、溶け合わせ、しばらく料理すると、ほらできた、自家製ボロスデックウインズの出来上がりだ。
人々はいつも赤のカードともに現われ、君を焼き殺そうとするだろう。
このデッキは非常に攻撃的かつ一貫的している、1ターン目のパワー2のクリーチャーからはじまり、2ターン目にもう1つのパワー2のクリーチャーが出てきて、3ターン目にはさらに1つか2つのヤツが出てくる。
そしてボロスのプレイヤーは火力呪文で道を焼き払いながらイニシアチヴを取り続けて対戦相手を残りライフわずかまで攻撃しつづける。
対戦相手が10以下のライフまで弱まったあとは、試合をきっぱり終わらせるために火力呪文を顔面に叩きつけるだろう。
実にまたシンプルなデッキだ。例え君のプレイングが悪くとも、いい引きがあればそれでも勝てるだろう。
コントロールするために時間をかけるゆっくりとしたデッキはふつうなら非常に効果的な火力呪文に殺されるだろう。
このデッキの強みはゲームプランへの一貫性と直進性だ:
高速のクリーチャーと火力。欠点はライフゲインが殴り殺すことを困難にさせることだ。
《信仰の足枷/Faith's Fetters(RAV)》や《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》が入っているデッキは殴り倒せないだろう。



3ドラゴンストーム(11%)


デッキリスト2つ)
このデッキに潜むもくろみは《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》を最低3つのストームと共にプレイして4体のボガーダンのヘルカイトをデッキの中から探し出し、ただちに対戦相手に20点のダメージを与えることだ。
君がボガーダンのヘルカイトをドローしてしまっていた場合でも、まだバックアップとして2枚の《狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon(RAV)》を探すことができる。
このデッキが9マナの呪文のための数多くのストームを生み出すことに焦点を当てているため、いくつかのマナ加速呪文をプレイしなくてはいけない。
《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》《煮えたぎる歌/Seething Song(9ED)》そして《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》はこの計略のかどを占めるパーツだ。


この一貫したコンボを確実にするために《時間の把握/Telling Time(RAV)》《手練/Sleight of Hand(9ED)》《差し戻し/Remand(RAV)》といったカードを含んでいる。
これらのカードはドラゴンの嵐か煮えたぎる歌、ストームの吹き荒れるターンに必要なカードならなんでも、にまで掘り進ませてくれる。
時間の把握や手練は特にこのデッキとは相性がいい、なぜならこれらは君の見たいくつかのドラゴンカードを手札ではなく、デッキの一番下―こいつらのあるべき居場所―に遅らせてくれるから。
カウンターマジックを使うコントロールデッキに対するゲームプランは《万の眠り/Gigadrowse(GPT)》だ。
ふつう、君は毎回《戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef(TSP)》をチャージしながら待つ。
時が来たら、マナを引き出し対戦相手のターンの終了時にすべての土地を万の眠りでタップする。
そして、自分のターンを迎える。


ドラゴンストームデッキにはいくつかのテーマがある。
あるデッキは12枚のウルザランドをプレイする、これらは潜在的な変形サイドボードのプランを与えるだけでなく、引いてしまうかもしれないボガーダンのヘルカイトを簡単にプレイできるようにしてくれる。
変形サイドボーディングはドラゴンの嵐や睡蓮の花をデッキから取り出し、悪魔火のような典型的なイゼットロンの要素を入れることを意味する。
もし《計略縛り/Trickbind(TSP)》《疑念の影/Shadow of Doubt(RAV)》やらなんやらを2、3試合目に恐れるようなら、これは妥当な戦略になるかもしれない。
「デッキ」をスイッチするというコンセプトは相当クールだ、しかしドラゴンストームからイゼットロンへのスイッチが唯一の選択肢ではない。
サイドボードのあとにボアにスッチするのはどうだろうか?
lchu2003はこの戦略でトップ8に進出した。
彼はでたらめなワイルドファイアデッキが入った標準的なドラゴンストームデッキを持っていた。
そしてサイドボードのあと彼はすぐに《氷結地獄/Cryoclasm(CSP)》《石の雨/Stone Rain(CHK)》《猛烈に食うもの/Magnivore(9ED)》をプレイした。
疑念の影、計略縛りや他のサイドボードの脅威はドラゴンストーム戦略のアキレス腱だ、そのためそれらのカードに大きく影響を受けないマグニボアにスイッチするプランは実にナイスな掘り出し物だ。
君は間違いなく、ドラゴンストームデッキで超イケてる奴になれるんだ!


(訳注:続きはまた今度)