「負け組おんらいん」 @お子様

自転車旅行その3


未だに尾道に着いてません




〜車線変更24時〜
再度工事にぶつかったが、幸い線路側の車線は工事をしていない。
というわけで車線変更(?)しようと自転車を止める。


しかしここは事故率の高さで有名な国道2号線
目の前をビュンビュン横切っていく車。ギリギリで渡れるくらいなら…無理に行くか…、と思ったがギリギリに渡る隙もない。


途方にくれること5分ほど。
俺の奮闘を遠くで見てくれたのか工事現場のおっちゃんが一時停車をしてくれた。
ありがとうおっちゃん、そしてごめんなさいドライバーの皆様。


酷道
無事車線変更は出来た。
よっしゃ、この調子で尾道にー(2回目)と漕いでいると、だんだん道が狭くなってきた。
狭くなるどころかところどころか砂利のような道でガタガタゆれる。
そして何故か無駄なアップダウンの連続。


昔父が四国ヒッチハイクの旅の話をしてくれたことを思い出した。
当時の四国はまさしく死国の名にふさわしいほど道の整備が酷い。
酷道」と父は皮肉っていた。


まぁそんなつまらないオヤジギャグはいいとして、洒落にならないほど道が酷い国道2号線。
無駄なアップダウンで早速ケツが痛くなる。


〜そして〜
何とか到着。
一度観光したことがあるので国道を外れて街中をチャリで走る。
ケツがいてぇです。


ここから瀬戸内海を通って向島まで行かなければいけないのだが…
【選択肢】
尾道大橋を通って20円浮かす
連絡船に乗る


連絡船には一度乗ったことあるので、折角の機会なので尾道大橋を通ってみることにした。


〜この先、しまなみ海道
と書かれた尾道大橋の入口に到着。
目の前に立ちはだかるのは長い長い坂。


小さな坂はいくつかあったが、簡単な山登りに近い傾斜の大きな坂は初めて。
橋の入口と出口にある坂道に、これから先苦しめられることを俺はまだ知らない。


俺たちは登り始める。長い、長い坂道を。