大学で、「平和構築論」なる胡散臭い名前の講義があったので行ってみることにする。理系でもこういう授業が受けられるのが駒場の良いところだと思うのだが、僕がいたサークルではなぜか、駒場の授業はつまらないし役に立たないから早く本郷に行きたい、という意見が大勢だった。じゃあなんでお前らここ受けたんだよ、という話だと思うのだが、それはそれとして、この平和構築論、ちょっと電波である。


教授「広島、長崎以降核兵器は使われていないと言われていますけど、それは嘘ですよね。…劣化ウラン弾というやつです」
(生徒が手を挙げる)
教授「どうぞ」
生徒「劣化ウラン弾核分裂によって威力を得ることを目的とした兵器ではないため、核兵器の定義には当てはまらないと思います」
教授「…(苦笑)まあ核兵器の定義はおいておくとして、事実として核物質を使用した兵器が使われているわけです。あ、君、進学先の予定はどこ?」
(生徒、困惑しながらも答える)
教授「ああ、そうw」


まあうろ覚えなのでディテールは曖昧だし、批判と呼ぶには卑怯な書き方なのは解ってるけど。ちなみにこの講義、二週目では原爆被爆者の方を呼んでお話を拝聴するのだそうで。それが平和構築のための議論にどう寄与するのか謎だ。出ないけど。