「負け組おんらいん」 @お子様

勇者のくせになまいきだ。レビュー

勇者のくせになまいきだ。 - PSP

とりあえずアクワイアの皆様、目標をやや達成おめでとうございます。(３万本目標で、週間で２万９０００本、との噂。オプーナ涙目ｗｗｗｗ)
発売日当日にゲーム買ったの久しぶりだなぁ。

そういえば私が発売日に買ったソフトってのはやたらいわくつき。
勇者のくせになまいきだ。の前はマワスケス(初動800本)
マワスケスの前は九怨(この前５８０円で売ってるのを見た)
九怨の前は忍-SHINOBI-(この前３００円で売ってるのを見た)
忍-SHINOBI-の前はポケモンカードGB(名作だけど価格急降下)

今回はそんなことないといいんですがね！！
タマランが好きとか、中々人とは世論のずれたゲームを買ってるなぁとは常々自覚しております。

さて肝心のゲームの紹介。
タイトルから分かるように、プレイヤーは勇者ではなくその敵の魔王、ではなくその魔王に雇われた破壊神となってダンジョンに君臨します。
立場の逆転ってよくあるじゃんかー、と私は最初思ってましたが、このゲームをやってるとそんなことどうでもいい。

まずは生態系の管理からスタート。
コケ作る→じゃあ早速強いムシ作るぞー！！→コケ全滅→やがてムシも全滅
中々食物連鎖がシビア。生産者ってのはもっと爆発的に増えるもんだ！とか思ってるとすぐ枯れる
生態系の管理が出来てないと勇者が乗り込んでくる以前に自らの手で死にます。

さて時間がたつと勇者様がダンジョンに。
魔王が見つけられ、入り口まで拉致されたら負け。ちなみに魔王は何もしません、逃げもしないから本気で困る。
ある程度出来上がった生態系の中で、上位のトカゲ男とかリリスが中心になって戦います。
ちなみに勇者が異常なまでに強い。魔法で１区画全滅とかしょっちゅう。
勇者が入ってきてからも行動は可能。ここまで書いて思ったのですが、少しAOEに近いものはあるかもしれません。

モンスターの種類とステージが、発売前の情報でそんな多くなかったのでちょっと残念だったのですが、やって納得。
むしろこれくらいでちょうどいい。本スレでいわれてるように、STGに100面とかあったらウザいだけだしねぇ。
やりこみの要素も中々あります、早速神が現れて美しいやりこみをしてくれました。

ドラゴン攻略
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1763035

うーん、すごい。自分もこんなことしたいけど絶対無理だしなぁ。

ちなみにやっとこさ表裏両方クリアしました。
裏の最後の魔王の台詞が中々ナイスです。確かにこれやった後普通のRPGやったら攻撃するのためらいそうだ…。
ゲーム性以外にも小ネタ満載で違った楽しみ方があります。
特に魔王がいいキャラ、何もしねぇし命令ばっかりしてくるのに憎めない。一緒に世界征服したことをついつい喜んでしまう。
これはゲームをやってる人にしか伝わらない可愛さ、気になった人はぜひとも体験版で可愛さを感じてくださいな。

ドット絵もチープな音楽も、決して手抜きなんかじゃなく、しっかり力こめて作られてます。
神ゲーではないけど確実に良ゲー、ただし人は選ぶかも・・・？

公式サイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/namaikida/

〜以下妄想〜
次回作は村人サイドに立つ、勇者がまちにやってくる。
村人は勇者を街に迎えなくてはいけない。さらに村を襲撃にくる魔物を勇者とともに撃退しなくてはいけない。
勇者をしっかり迎えないと、魔物が来た時に助けに来てくれないし、かといって歓迎しすぎるとお金がピンチ！！
そんなジレンマを行き交う村人の心理を如実に描き出した異色のゲーム！！
村人として情報を提供することで勇者は強くなる、武器を作り出すことで(以下限りが無いので略