なのは無印のフェイト考察@茶所

なのは無印におけるフェイトさんがなのはを選ぶまで
今更誰が気にするのか知らんが、1期のネタばれ有り。
終盤の展開をまとめる
・なのはとフェイトが戦い、なのはが勝つ
・フェイトがアリシアのクローンであることが発覚。フェイトは自失状態に
・なのは達がフェイトを残しプレシアの元に向かう。
・フェイトの語り。要約すると、
 1.今までプレシアに認めてもらうために生きていた。
 2.なのはは初めて自分に対等に向き合ってくれた存在である。
 3.「私たちのすべてはまだ始まってもいない」
 で、フェイトさんもプレシアの元に向かう
・途中でなのはとフェイトが共闘
・フェイトとプレシアの会話
 フェイト:クローンでもプレシアは自分の母。プレシアが望むならプレシアを守る。
 プレシア:フェイトを置いてアルハザード
・プレシアを追って虚数空間に飛び込むか迷っているところになのはが助けにくる。
 迷いつつもフェイトはなのはの手を取る。


フェイトにとってなのはは初めて自分を対等に扱ってくれた存在である。また、なのはとのやり取りを通して、今まで自分がプレシアの言うままに生きてきたことと他の自由な生き方もあることを意識したという意味でなのはは恩人だといえる。
しかしクローンであることを知った後も、なのはよりプレシアの方が優先順位が上だと思われる。たとえばプレシアがフェイトにアルハザードに着いて来るように言い、なのはと戦うことを命じていれば、その通りにしただろう。
フェイトの語りにおける「私たちのすべてはまだ始まってもいない」という台詞には何らかの決意が感じられるが、後の展開から考えるとプレシアとの決別ではない。むしろ今までプレシアの言うままに動いていた、つまり自分で選択をしていなかった状態から抜け出すといった意味に解釈できる。だからこの時点ではフェイトがプレシアを選ぶかなのはを選ぶかは確定していなかった。ただこれからは自分で選んでいこうという意思があったのである。
プレシアとの会話の中でフェイトはプレシアに否定される。否定されるのはこれまでもあった事だが、前述のような自意識が出来てからは初めての否定である。さらに決定的なのは、プレシアがフェイトをおいてアルハザードへ旅立つことで、これがプレシアからの最終通告だと言えるだろう。
フェイトは最終的になのはの手を取るという決着になるが、直前までプレシアの落ちていった虚数空間に視線をやったりとかなり未練が残っている様子である。直前にプレシアに否定されてプレシアを選びにくかったことを考えても、なのはの優先度がプレシアと同じ水準まで達するかはギリギリじゃないかと思う(これはただの印象だが)。なのはの手を取るかどうかはフェイト本人にも直前まで分からなかったことで、どちらに転んでもおかしくなかったんじゃないのかなぁというのが俺の思うところである。フェイトがなのはを選んだのは必然ではない。
必然でないからこそ、プレシアと決別した自分の判断が正しかったのかを疑い、悩み続けるというフェイトがいるわけであり、そのあり方が魅力的なのである、というのが俺のフェイト観です。正直に言えばこの考察はとある人のSSに整合するように作りました。恣意的です。


結論:なのフェに正義はない。


まぁなのフェに正義はないは嘘ですね。絶対的理由でなのはを選んだのではないにしろ、なのはを選んだという事実やその後のなのはとフェイトの交流が偽者になるわけはないので。
しかし何で朝5時にこんなことやってんのかね、俺……