「負け組おんらいん」 @お子様

ふときゅーぶろぐを読み返すと、そこに高校時代の自分がいた。
思い出に甘えることはよくないと、自分の肝に銘じていたが、ただ自分の過去を残すという行為が意外にも綺麗で、まだまだ続けたいという欲求が芽生えてきた。
読者にとって、面白いものではないのだろう。
だが、こんな更新が止まりきったサイトに読者もクソもない。なんて言っては失礼か。


もう一度、このきゅーぶろぐをのっとろうと思う。




実習が終わった。
ただ辛かった。


解放された。
6週間の地獄から解放された。


うれしい。
それと同時に、この6週間に何か実りを持たせられたか不安になる。


もう一生戻らない帰路を、実習先で出来た友人と共に歩き、そして別れる。
何を食おう。ステーキでも食おうか、面倒だからモスでいいか。帰りにお酒を買って、好きなだけ麻雀をしよう。


…目が覚めた。
レポートにも、何にも縛られない朝。
もう一度、寝ても怒られないよね。だからおやすみ。


ダンボールを閉じて、宅配便の委託をしに行った。
店先のおばちゃんは暇そうで、私は2時間ほど雑談に付き合った。
帰りにコンビニに寄って、美味しくない明太味のパスタをすすった。


風呂場も、トイレも掃除が終わって、床の拭き掃除をする。
狭い部屋。もう来ない部屋。この6週間の唯一の聖域。ありがとうございました。丁寧に雑巾を絞る。


ふと、秋風が部屋に吹き込んできた。
寒くも暑くもない、秋の候。思わず外を眺める。


青空とススキ。はしゃぎ声。秋風。土の匂い。
心地よい。