STなヒビ

近頃思うこと


■運動障害性構音障害・麻痺性構音障害(dysarthria)における筋力トレーニングに意味があるのか?
根拠としては、構音動作に筋力はいらない、ということから(文献が見つからん…)
もう一点は、運動リハに関して先輩である理学療法士作業療法士が患者様に筋トレなど実施していないこと。
運動の正確さ、速さ、要するにプログラミングの問題ではないか?
エビデンスとして得られているものはあるのだろうが、自然回復その他の要因を廃除しきれていない論文がほとんどだろう。


■一側性構音障害(UUMN dysarthria)に左右差があるのではないか?
おそらく、feedbackの問題。
dysarthria患者の自己feedback能力についての研究は面白いかもしれない


■呼吸器疾患の嚥下障害の特異性
これはかなり面白いのではないか、と考えている。
咽頭収縮力も喉頭挙上も悪くなく、もちろんクリアランスはいい。
しかし、液体だけは著明に誤嚥する。呼吸器疾患患者に多いように思う。


呼吸器疾患と嚥下反射の関係性
 →呼吸器疾患によって何らかの感覚閾値低下があるのか?
 →既に言われていることで、呼吸と嚥下のタイミングの問題
防御力の低下
 →呼吸器疾患において、気道の陽圧が確保できていない?