「負け組おんらいん」 @お子様

どーもこんばんわ。

今日の負け組おんらいん用前知識
・ＩＰＡ・
言語の意味を完全に無視し、聞こえる音だけを文字化すれば全ての言語を統一して書くことが出来るのではないか？
そんな概念の元に生み出された文字群のことをＩＰＡと言う。

登場人物
俺(以下俺)＝ｒｙ
副委員長(以下副)＝言わずと知れた(こともないが)副委員長
○○さん(以下○)＝バレー部女子、つくばの会のフレディさんじゃない方
たこやき(以下蛸)＝バレー部男子、オールマイティに何でもこなす人間

〜それは火曜の昼下がり〜
副「ねぇねぇお子様君、バレーやんない？」
俺「バレーって来週の日曜の球技大会の奴？」
副「そうそう、うちの学科でメンバー集めてるんだけど一人足りなくてさ」
俺「んー、やりたいけどパス。俺バレーやったことないし、戦力はおろか敵の味方になるし」
副「いいっていいって、ソフトバレーの方だから初心者でもいけるって。楽しむのが目的だし」
○「そーだよやろうよ」
俺「・・・」
副「○ちゃんもメンバーよ、後は女子Ａと女子Ｂと私で４人。お子様君入れて五人、よし、決定ね」
俺「ちょっと待て待て待て！女子ばっかかよ！入りづらい！ってか入らん！」
○「あーそこは大丈夫、皆運動神経いいし」
俺「論点が違う！」

(中略)

俺「ってか、俺誘ってないで蛸誘えよ。蛸バレー部だし」
○「んー、やってくれるかなぁ？」
俺「あぁ、あいつならやってくれる。たこー！」
蛸「ん？何だ？」
副「ソフトバレーしよ？」
蛸「ソフトバレーって球技大会のか？悪ぃ！俺もうバレーの方でチーム作っちゃった。ソフトバレーとバレー両方出れないから無理！」
○「ん？２つ出ても大丈夫じゃないの？」
蛸「そうなん？じゃあ出るわ」
俺「おし、これで揃ったな。つか素で優勝狙えそうなチームが出来たぞ」

〜それは翌日の朝〜
○「ねぇねぇお子様君」
俺「ん？何？」
○「お子様君の名前ソフトバレーに登録しといたから」
俺「へ！？どして！？」
○「あのねー、後で調べたら両方出るのやっぱダメなんだって、〆切迫ってたからお子様君の名前入れちゃった」
俺「う・・・足引っ張っても知らないぞ・・・」
○「大丈夫大丈夫、お子様君なら出来るよ」
俺「何を根拠に…」

〜そして一週間位経過〜
副「ねぇねぇお子様君」
俺「ん？何だ？」
副「明日の１限空いてるっしょ？バレー練習しよ？」
俺「・・・。」
副「・・・？」
俺「えっと、俺皆と違って発達心理取ってるから・・・」
副「あ！！・・・ごめん」
俺「いや、いいよ・・・。むしろ休もうか？」
副「そこまでしなくていいよ！発達心理出とって。代役で蛸君呼んでおくから」
俺「うぅ・・・」

〜そして翌日〜
俺「うー、校門まで来たのはいいがどうしよう」
俺「発達心理を取るかバレーを取るか」
俺「せめて戦力０にはなりたいなぁ、−じゃなく」
俺「うーどうしよう」
友達「おはよーお子様」
俺「あぁおはよー。俺の悩みを聞いてくれ」
友達「？」
俺「発達心理を取るか、バレーを取るか」
友達「そういえばバレー出るんだっけ？」
俺「うむ、これから練習するとか言ってたのだが…。足引っ張りたくないから練習したいけど、発達心理もやばい…」
友達「どーせ練習したって足引っ張るだろ！」
俺(心の中で泣きながら)「そうだな！」

〜そして体育〜
俺「よし、せめて練習するぞ」
副「あ、お子様ビーチの練習するん？」
俺「ビーチ？」
副「あぁ、ソフトバレーじゃなくてビーチバレーなんだって」
俺「・・・。まぁいいや、練習しよう」

(中略)

俺「行くよー」
ポーン
副「アウトだよー」

(中略)

キーンコーンカーンコーン
俺「・・・。全くまともに打ち返せなかった…。」

〜そして〜
明後日(今日は６月９日)は試合です。
俺にどうしろと。
体育館にあるボールというボール全て割ろうかなぁ…。