中二病?誰がだ。
中二病を馬鹿にしている人を高二病と呼び、高二病を馬鹿にしている人を大二病と呼ぶらしい。ここまで来ると、ネットで『○○は中二病』みたいな文面を見かけても、ああ、人は他人を馬鹿にしたがる生き物なんだな、という比較的どうでもいい感想しか浮かんでこなくなってくる。使いやすい言葉なせいで意味もすっかり拡散し、ネット上ではイタい人はとりあえず中二病って呼んでおけという空気。邪気眼系の自虐ネタでならともかく、批評の類で中二病という言葉を使うのはやめにした方がいいと思いました、まる。
こうして『萌え』と同じく、輝かしい造語たちが失われていく。ネットにいると、言葉も消費の対象なのだということを自覚せざるを得なくて興味深いやら悲しいやら。


○うっかり買っちゃいませんように。
最近のCさん(http://d.hatena.ne.jp/hajic/)は『ROOM NO.1301』にお熱のようす。あらすじを読む限り、主人公は光源氏なみのモテモテ度と節操のなさのようだ。ファーザー様が全帝国民を引き連れて攻めてきかねない位に(二人)。
まあそれはともかく、「なんで惚れたのか」が納得できるようになっている作品は少ない。これはサブカルに限らないかもしれないな。もし将来『ROOM NO.1301』を読むようなことがあったら、そこに注目して読んでみようと思う。いや、今金ないです。偽善者トーマスみたいなキャラがマンションに現れたりするなら即買いなんだけどなあ。
ちなみに少し前まで「Myベストなんで惚れたのか全く納得できないで賞」といえば某大ヒット非18禁美少女ゲームの○○○○○○○だったのだが、最近「イケメンだから」もしくは「女は頭の悪い男が好きだから」だろうということで落ち着いた。ああ、頭良くなりたい!