Data-Mining Extended Tournaments for Statistics@ちぇいさー

原文:http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/fk23
意訳したところなどそこそこありますので読める人は原文へどうぞ。
「While we're at it」の部分が不明です。
あと、Dralnu du Louvreはなんて訳せばいいですか。「ルーブルのドラルヌ」?フランス語はさすがに無理です。


IPA予選が先週からはじまったため、メタゲームを描き出しているイベントがいっぱいある。
スタンダードの現状から見ていこう。


デッキ名環境支配率先週からの環境支配率の変化
1. 緑単アグロ ■■■■■ ■■■■■ ■■ (12%) +2%
2. ドラルヌコントロール(Dralnu du Louvre) ■■■■■ ■■■■■ ■■ (12%) +5% (!!!)
3. 青タッチ黒ピクルス(U/b Pickles) ■■■■■ ■■■■■ ■ (11%) -3%
4. 青白ウルザトロン ■■■■■ ■■■■■ (10%) +1%
5. 青緑スクリブ&フォース ■■■■■ ■■ (7%) -3%
6. ドラゴンストーム ■■■■■ ■ (6%) +1%
7. エンジェルファイア ■■■■■ (5%) +4% (!!!)
8. ボロスデックウインズ ■■■■■ (5%) -3%
9. Zoo ■■■■ (4%) +2%
10. ソーラーフレア ■■■■ (4%) +3%
11. 赤緑アグロ ■■■ (3%) +1%
12. イゼットロン ■■ (2%) 0%
13. 白赤黒コントロール ■■ (2%) +2%
14. ガジーグレア ■■ (2%) -4% (!!!)
15. 瞬きなだれ乗り(BlinkRiders) ■■ (2%) +1%
16. 白黒コントロール ■■ (2%) 0%
17. パンダコネクション ■■ (2%) 0%
18. 蛇瞬き(SnakeBlink) ■■ (2%) +2%
19. 巣穴の点火(Ignite the Warrens) ■ (1%) -3%
20. 青赤氷雪 ■ (1%) 0%


実に興味深いナンバーワンだ!
「低予算デック」に分類されていた緑単アグロが、環境を支配する力を持っていることを証明した。
そしてまた、現在の青黒コントロールに満ちたメタゲームの中で存在感をあらわした。
君が《ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor(9ED)》をエンチャントした《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》を送り出したのを想像してごらん。
非常に速いクロックであり、それら(青黒コントロール)などに対して最も厳しい回答になる。
君の対戦相手は良くて《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire(GPT)》を出すか《塩水の精霊/Brine Elemental(TSP)》と《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter(TSP)》のコンボをすぐに決めるくらいだろう。
さもなくば試合が終わる。
多分青黒デッキは《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》に対抗するためにサイドボードから《残酷な布告/Cruel Edict(9ED)》や《脱出/Evacuation(9ED)》をサイドボードから投入してくるだろう。



ところで、私は、青タッチ黒ピクルスが戦術的には黒いカードをプレイしないがフラッシュバックの《神秘の指導/Mystical Teachings(TSP)》のために黒マナを生み出す土地や印鑑をプレイするので、いまだにこのデッキを青黒デッキとラベリングしている。
青タッチ黒という表記(小文字の"b")はメインカラーに青と黒がちりばめられているということを示している。
そのため、ドラルヌコントロールは青タッチ黒ピクルスより優れているように見える。
2つの主な違いは、青タッチ黒ピクルスは《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter(TSP)》《ディミーアの印鑑/Dimir Signet(RAV)》《水深の予見者/Fathom Seer(TSP)》《意志を曲げる者/Willbender(TSB)》をプレイするのに対し、ドラルヌコントロールはそのスペースに《熟慮/Think Twice(TSP)》、さらなるカウンター、さらなる《神秘の指導/Mystical Teachings(TSP)》、1枚差しのカード、《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire(GPT)》、そして《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord(TSP)》を入れているところだ。
青タッチ黒ピクルスは、プレイする分にはおもしろいかもしれないが、しかし2つのデッキをしばらく観察した結果、私はドラルヌコントロールのほうがより強いカードと武器を持っていると思う。
勝利条件の違いはほとんど無意味だ。
もしゲームのコントロールを得たなら、《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter(TSP)》と《塩水の精霊/Brine Elemental(TSP)》のロックで勝とうが《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire(GPT)》製造の1億体のコウモリトークンで勝とうが関係ないのだ。
そして、私の意見ではドラルヌコントロールのより多くのドローとコントロールカードは変異の群れより優れていると考える。



もちろん、次元の混乱がリーガルになって黒いデッキが《滅び/Damnation(PLC)》を手に入れれば、すぐに状況はより混沌になるだろう。
このカードは確実に青黒コントロールを最大限に高めてくれる。
私は既にプレリリースで《神聖なる泉/Hallowed Fountain(DIS)》を《湿った墓/Watery Grave(RAV)》にトレードしたという話も小耳に挟んだ。
けれども、私はそれが現在のドラルヌコントロールの構築にはそう簡単にかみ合わないだろうと助言しよう。
このデッキはそれぞれのカードがインスタントタイミングで(クリーチャーですら《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir(TSP)》のおかげで)
プレイされるため、対戦相手のターンにいつもマナをたたせておき、自分が動く前に相手がどう動くかを待つことができる。
それゆえに「ドローゴー」を完全に実現できるのである。
この戦略にソーサリーを追加するのは見た目ほどよろしくない。
そうはいっても、少なくともドラルヌコントロールに近いデッキは次元の混乱がオンラインでリリースされるとすぐに上位のランキングに上り詰めるだろう。



しかし、私は混乱しつつある。
私はこの2、3週間で次元の混乱のより詳しい衝撃について話すと思う。
私たちはまだ現在の環境、《神の怒り/Wrath of God(9ED)》しか持っていない環境にいる。
ラスはクリーチャーとパンプスペルのみで、軍隊が崩壊したときに盛り返すものが何もない緑単アグロのようなデッキに対して実に効果的だ。
もし緑単アグロがポピュラーであり続けるなら、そのとき私は来るスタンダードトーナメントにラスゴを基本としたコントロールデッキを選択するだろう。
私は未だに自分のエンジェルファイアが好きなんだ。



*以下エクテンに関しての情報。実はこっちがメインなんだけどエクテンは詳しくないのでパス。