こんなこと本当は書かないほうがいいのかなあ


『「米兵が悪いのは当然として」「少女にも責任が」 - 過ぎ去ろうとしない過去』
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080213/p1


○一般論の適用範囲の恣意的な操作、という詭弁のパターンについて。
・まず、レイプはおよそどのような規範に照らし合わせても100パーアウト。
・対して*1女性が夜中の繁華街に出て行くべきではない、という主張は、一般論としてはアリだろうが、実際に起こった事件について女性に責任があるという主張を決して支持しない。
・そもそも夜中の繁華街に女性に対して危害を加えるものが存在しなければ*2「夜中の繁華街に出て行くべきではない」なんてわざわざ言う必要ないんだから。
○リンク先記事のブックマークコメントで「14歳の少女に自己責任を問うのは妥当か」という話が持ち上がりかけているように見えるけれど、年齢はひとまず関係ないと思える。
○元になった産経の記事、『この事件を政治闘争の具にするというのでは、被害少女への思いやりを欠くというものだ。こういう事件を前にしては、人間の尊厳に対してどこまでも誠実でありたい。』とか書いてあるのな。スッゲー。
○上記の詭弁のパターンとたとえ話の抜群の相性について。あと、たとえ話は解説に使うものであって、それ自体では反論にはなり得ない、というのは僕の中だけの常識なんですか?
○何故一部の連中が少女の側を叩きたがるのか、もそれはそれで論じる必要がある。


なんでこんな当たり前の話がこんなに広がるんだろう、とは思った。こんな記事書いた時点で俺も話を広げるのに加担してるわけだけど。

*1:ここで対してっていう単語が出るのも本当は変だなあ

*2:実際は夜中の繁華街に限らずどこにだって存在しうるだろうが