マスク装着を「非科学的だ」とか言う人がこわい

「感染リスク云々じゃなくてマナーの問題」

とか少し離れた位置で正論っぽいこと述べているのも困るんですけどね。

真正面からマスクの有用性について考えを持ってもらいたいものです。

 

 

当たり前すぎてわざわざ書くことでもないのかもしれません。

ウイルス暴露量についてもうちょっと検証とか報道してくれないかなあ、とずっと思っています。

 

 

感染症情報センターなのでそこそこ信頼していいソースだと思います。

http://idsc.nih.go.jp/disease/sars/update49.html

これはSARSの例ではありますが、

SARSによる死亡の確率は、SARSウイルスそのもの、ウイルスに暴露した経路及び暴露したウイルスの量、年齢や他疾患の有無などの症例毎の要因、また、迅速に医療を受けることができたかなどの要因に影響される。

とあります。

COVID-19について同じことを述べる(信頼に足る)ソースは見つけられませんでしたが、どんなウイルスであっても暴露量の考えは持っておくべきではないでしょうか。

よくフィーチャーされる飲食を伴う接待というのは、万が一感染者がいた場合、その人から放出されるウイルスに晒され続けるわけです。クラスターや明確な有症者が出てくるのも、暴露量との関連が深そうです。

感染するor感染しないの白黒でのみ考えるのでなく、暴露量を極力減らし、重症化率を下げる意識を持ちましょう、という当たり前の話でした。

 

 

 

感染しないためのマスクなんてものは、日常生活ではほぼ無理です。

感染させないためのマスクです。

マスクという物理的な壁を作り、手指衛生を徹底することでウイルス曝露量を減らしましょう。

 

 

 

 

 

さて、

「結局食べてるときマスク外してるじゃん。無駄じゃん」

という声をたまに聞きますが、ぶっちゃけその通りだと思います。

堀江氏と餃子屋のやり取りでもありました。

「どうせ食べる時マスク外すのに、いつからいつまでマスクつけていればいいの」

その疑問も至極最もだと思います。

 

 

ただ、そこまで思うなら、なんでその先を考えないんでしょうか。

どういったことが感染リスクにつながるのか考えて行動すれば、答えは見えてくると思うのですが・・・

 

 

店に入って席についてオーダーして料理が来るまでの間、誰かといれば何か話す。それも感染リスク。

話さないにしても、ふとした瞬間にくしゃみや咳が出ることもある。それも感染リスク。

理想を言えば、食べてる間も喋らない。

もっと言ってしまえば、口に食べ物を運んだらマスクを付けたほうがいいかもしれない。

 

 

ただ、そんなことを徹底した食事はどんなに味が良くても美味しくないし楽しくない。

飲食店が成り立たなくなる。

食べる時以外はマスクをつけておく、そこあたりが一番バランスの取れた感染対策ではないでしょうか。