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リンク先でも「続きを読む」以下でもＳ＝Ｒの超ネタバレが満載です。お気を付けあれ。

『神様は信じる？』：はじめてのC　お試し版　さん
（http://d.hatena.ne.jp/hajic/comment?date=20061031#c）
うーん、コメント欄ではそういう方向で決着ついちゃいましたか。もったいないなあ。参加しようかとも思ったんですが、まあしょうがないか。
書こうと思ったのは以下のようなことです。

まず何より重要なのは、物語から自分がどんな意味を引き出せるか。これに尽きるのではないでしょうか。
「スタンス」とは立ち位置の事。二人の人間が全く同じ位置に立つことはありません。「人は見たいものを見るし、絶対に正しい解釈など存在しない」、それはそのとおりです。でもだからこそ自己に立ち返って世界の『意味』をみつめ、それを他者と共有する努力を続けなければならないのではないでしょうか。
これはゲームなのだから、パッケージに含まれる内容全て、すなわち本文だけでなく絵や音楽、そしてスタッフロールの演出も考察の材料としてよいと考えます（ついでに言うと、Ｐエンドの『Ａ』をＴだと解釈するに当たって浮上する細かい疑問点を切り捨てることと、Ｐエンドを単なるおまけだと考えて切り捨てることは同じ次元の問題です。いや、それどころか…）。Ｃさんの解釈ではスタッフロールで流れる光をアルの魂だと取っていますね。そこに関しては迷いますが、どちらにせよ俺はＰエンドは壮大な皮肉であるという点では同意します。
『アル』が歌を歌おうとしていること。
『トルタ』がラスト付近で一切描写されていないこと。
あのエンディングに『成長』はあったでしょうか？哀しき双子は本当に救われたのでしょうか？
俺はＣさん寄りの解釈を取ります。その方がずっと美しい、大きな『意味』を、物語が提示してくれるから。

ああ、余計なこと追加すると、クリスはただでさえアレ持ちの上、自分から積極的に動くと必ず失敗する人だし、そもそもＳＲのハッタリには散々やられてきたから、まあこれくらいアリだよなあっていう考えもあります。